4月4日、4時44分に白い壁に寄りかかると四次元の世界にいける。
4次元の世界から3次元世界に戻るためには3月3日3時33分に同じようにすればよい。


 30年弱前のことだ。
 こんなことをあるオカルト本で読んだフシギ大好き小学生の私は、もちろん試すことにした。やってみたい、でも、ちょっとこわい。4歳年上の姉はクールに鼻で笑ってつきあってくれなかったので、弟を従える。
 4時43分、ふと、考えがよぎる。4次元空間で私は日にちや時間がわかるだろうか、1年弱もどこかに行くのはさみしいのではないか。うわっ、今日の夜ゴハンは唐揚げだ!!急きょ、壁から離れ取りやめにした。
 その後、1度も試していない。
こども向けの本に書いてあったことだしなあと思いつつ、今でもこの日が近くなると思い出しては白い壁が気になったりして、すこーしだけ信じているかもしれない自分に気づく。
 


 話はガラッと変わって、木版画はがきについて。
 春向けの新作ができました。「やまぶき」です。
おととし描いたスケッチから木版画の下絵をおこしました。線を単純化してみたら、どうしても一重のバラや桜に似てしまう。調べてみたらやまぶきはバラ科でした。桜もバラ科です。
 春〜初夏用の葉書の納品が昨日でほぼ済みました。
今週は年賀状図案集(2008秋発行予定)用の作品10点を仕上げます。
それが済んだころには仙台でも桜が開花するでしょうか。
数日間の春休みをゆったり過ごしたいと思います。